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コラム「棲む楽しみ」

萌える頃

2012年5月14日掲載

私は今の季節(5月連休の前後)が一番好きである。特に信州に住んでいる人間にとって

寒い冬を忍耐強く生活し、陽の光が強くなってきた頃、やっと冬から解放されると思うと希

望が湧いてくる。そんな日はふと目を山野に向けると冬の間あれくらい固く蕾んでいた花

や葉がそれは小さく折りたたんでいた風呂敷を「パッ」と広げるように一斉に開く、だから

芽吹きを萌(も)えると読むのかも知れない。樹木の葉も良く見るとすべて違う・黄色・黄

緑・緑・青緑などなど広葉樹のナラ、クヌギ、ブナなどは黄色、黄緑など、竹などは緑、

針葉樹で一種類だけ秋に葉を落とし、春に葉を出す唐松は青緑というように私たちの

目を楽しませてくれます。実は絵を描くようになって対象物をしっかり見るようになり感じ

た事です。

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安曇野に春の息吹の感じられる頃

2012年4月28日掲載

今年の冬は雪の降る日が多く、そして寒かったが少しづつ夜明けが早くなり日差しが強く

なってきた。これから五月にかけて草木の一番躍動する時である。

ある晴れた日、佐久に向かうべく車で松本トンネルに差し掛かった時、ふと安曇野を見ると

北アルプスがきれいに見えた、常念・大天井・燕・有明山などが連なり、水が豊かで肥沃

な大地が広がりそして上高地を源泉して流れてきた梓川は、幾つかの小川と合流して丁

度このあたりで奈良井川と合流し犀川となる。私はここに住んでいてこの時期が一番好き

な季節である。褐色の大地が花も木々の葉も一斉に色を付ける。冬をじっと耐えてこの日

を来るのを待ち焦がれていたと言わんばかりだ。その姿は人々にも勇気ややる気を与えて

くれる。

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福島の人々に心を寄せる

2012年4月16日掲載

先日、福島県で建設業を営んでいる方とお会いした時「この度は大変でしたね」と言ったら

「これからが大変です」と言われた。何も手がついておらず全てはこれからだとの事。

農業も漁業も林業も原発の爆発事故の影響で汚染され全く商売にならない。

そして何万人という人々が福島から避難していて会社経営をしている人々も大変との事。

人々は先行きの見えない中で大きな不安と苛立ちの中で生活をしていることと思います。

防災ジャーナリストの渡辺さんが話した事がある本にのっていた。それによると今回の

東日本の地震で日本列島が東南東方面に動いた。つまり日本列島が傾いたことになり

それを補正するためにこれからも地震が起こる、そして日本のどこにおきても不思議ではない。

少なくも半世紀内に大きな地震が起きるとの事。

私共も東日本大震災を他人事とは思わず災害に遭われた方々に心を寄せながら自らも真剣に

地震に対する備えを今からでも始めたいものです。

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冬の秘境を体験して

2012年4月3日掲載

小谷村観光連盟の雪国体験ツアーが3月の中旬にあり私は茅葺の集落を見たくて参加した。

しかし、そこで雪深い秘境で暮らす人々の凄まじさと逞しさを垣間見た思いである。

南小谷から車の入れない山道を何mかの積雪の上を和かんじきを履いて2時間余り歩くと

5軒の茅葺の民家がある。

「真木集落」といって昔は10軒ほどの家族が住んでいたとの事、昭和40年代までは分校があり

部落として機能していたが分校が廃止されると人々はここを去ったとの事。

今はNPO法人共働学舎が入り宮島夫婦が障害をもった人達と生活を共にしている。

宮島さんの案内で現場入りし改めて感じた事は車も行かない-10℃以下の日も何日かあり

又、豪雪地帯で雪と戦いながら暮らすと言う事は相当な覚悟がいると思う。

しかし厳しい環境だけに彼らにとって春は特別なものであろう。又、自給自足を主旨としてる

彼らにとって春は田・畑で物を作り収穫する楽しみの時でもあろう。

ここに住む人々は四季の厳しい分だけ芽吹きや紅葉の美しさを人一倍感じて暮らしている様

に思う。

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富士山に登ってきました

2011年8月9日掲載

7月25日(月)長野県倫理法人会の朝礼委員会の人達と生まれて初めて富士山登山に挑戦しました。

富士山の登り方は4通りある(吉田口(河口湖口)、須走口、富士宮口、御殿場口)が私共は吉田口から挑戦、

5合目までバスで行き12:40分富士スパルラインをスタートして一日目は本八合目を目指す。

若い時は北アルプスに何度か登っているが、それ以来3,000m級の山は登っていない。はたして若い人達と一緒に登れるか心配だ、

富士吉田市では山の姿さえ見えなかったが6合目でガスの合間から頂上が見えてきた。それにしてもこの山は何と色気のない事か、

7合目を過ぎると植物類がほとんどなく岩と砂のみである。

山小屋が沢山あるのでリタイヤした時は助かる。

6時間かけて本8合目到着、この日はこの山小屋で仮眠をして、明朝富士山登頂を目指す。

どうやら心配した足の痙攣や高山病は克服できた。翌朝2:00小屋をスタート、空を見ると星が出ており今日は天気が良さそうだ。

山の気温は1,000m上ると6℃低下するとのこと、この日の頂上は2℃、持っていったありったけの物を体に着けてヘッドランプを点け、

ひたすら頂上目指しジグザグ道を登る。

4:00頂上に着く、待つ事30分雲の間から太陽が顔を出す。御来光の瞬間だ、富士山に登ったという感動が全身を貫く。

74歳にしてこの山に登った事で忘れかけていた山登りの趣味をこれからの人生の一頁に加える事が出来た。

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松本に震度5強の地震発生

2011年7月11日掲載

東日本大震災が3月11日に起き、3ヶ月半を過ぎた6月30日8時16分に

松本に震度5強の地震が発生した。(実際は震度6位と思われる)

私はこの時、本社にいたが「ドーン」という大きな音と、下から突き上げる様な揺れを感じ、身の危険を感じ外の駐車場に飛び出した。出社していた社員もいっせいに

飛び出してきた。

そして外にいて、又震度4に遭いました。

本当に最初の地震ではこのビルが倒壊するのではないかと思う程のインパクトがありました。

それから少し経ってOB客様から屋根の瓦が崩れたと電話を頂き、社員みんなで地震の被害対応と、地震のあった地域のお客様の安否と、被害状況の電話をさせて頂きました。

私も翌日、被害の大きかった地域を車で廻ったところ、地域が全面的に屋根峰の被害を受けており今回の地震の大きさに驚かされました。

その後、被害状況が解って来て住宅の一部破損1,700件・半壊4件、全て入れて4,000件以上にのぼり、死者1名、怪我人15人とマスコミが報じてました。

お陰様で当社のビルは被害にあいませんでした。

この震源地は地下約2k、長さ7~8キロ、幅7~8の断層で牛伏寺断層の西側の未知の断層とのこと。

信大名誉教授の塚原弘昭氏は、糸静線の北部と牛伏寺断層を含む中部(松本~山梨)が一気にずれるとM8級の巨大地震となると言っていましたが、いずれにしても

我々はこれから地震情報に気を配り、住まいについて又、住み方について考え、日々過ごさなければいけないと思います。

*写真は当社本社のギャラリーのサンプル置場が地震で散乱している所です。

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芒種の頃

2011年6月10日掲載

6月6日は24節季では芒種である。

芒種とは稲や麦など芒(針のような突起)のある穀物を蒔く時期と言う事らしい。

田植えが始まる時期の事をさしているらしいが、信州のあちこちの田圃はもうほとんど植え終わっている。

田圃は今、稲の分糵が始まり田は緑色が日に日に増していく訳である。

先月、梅雨の合間に安曇野の風景を撮影し歩いていて休耕田の多い事が気になりました。

食糧自給率が40%と言われている中で減反政策をとっている事はいかにも知恵がない。

おひさま効果で安曇野に来る県外観光客の皆様に潤いのある風景を提供する為にも、又自然環境の保全に大きな役割を担っている事も考えて、

もう一度日本の農政をみんなで考えてみたいものだ。

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飯山の菜の花と正念寺の茅葺

2011年5月18日掲載

五月の中旬に飯山の倫理法人会に招かれて飯山市を訪れました。

仲間の方の案内で、菜の花畑から千曲川と北信五岳を望める丘に行きました。

私は安曇平にある菜の花畑しか知らないので、スケールの大きさと色の良さに

感動いたしました。

何故こんな鮮やかな黄色になるのか尋ねたところ、毎年収穫をし、種を蒔くとのこと。

又、市が農家の皆様に補助金を出して作ってもらっているとのこと、やはり手間隙かけないと人に感動を与えるものにはならない事を知りました。

市内に出て、正受庵と言うお寺の茅葺屋根の建物を見学しました。

茅葺屋根にトタンを葺いた建物はまだたくさんこの地方にはありますが、茅葺屋根は数える程しかありません。

本当に茅葺の屋根の線と軒の線、そして茅の持つ雰囲気は人の心を和ませてくれます。

みんなで守っていきたいものです。

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我が家の芽吹きはじまる

2011年5月1日掲載

今年は5月になっても、朝夕はまだ寒い日が続いているが、日中は20℃前後になると木々も芽吹きの活動を活発にする。

私の屋敷とその周辺には70種類以上の木が植わっているが、四季折々に芽をだし、花を咲かせ、実をつける。

このほとんどは我々夫婦が集めたものだ。家を建てた直後、家に合わせて植えた木はほとんど私と庭屋さんが選定したものだが、

花を咲かせる木はほとんど女房があちらこちらから集めたものだ。

社長の頃は、多忙で滅入っている時など、春先に咲く花を見て、ふと季節を感じたり癒されたりしたものだ。

広葉樹は秋に葉を落した後、芽を宿し冬の寒さに耐え、そして春の陽を受け、いっせいに葉を広げる姿は、私達人間に生きる勇気を与えてくれる。

先日ニュースで報道されていたが、被災した東北のどこかの地区で津波に痛めつけられた桜の木が花を咲かせたとのこと。

その桜でその地方の人々にほんの一瞬でも癒しを与えられた事ではないでしょうか。

私の庭の木を写真に撮りました。真ん中の太い木はコナラ、その右側の白い肌の木がブナです。これ等はこれから葉を広げるところです。

小さい葉のものはモミジ、ヤマボウシ・ナツツバキ(シャラ)・ウメモドキなどです。

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東日本の震災の時に明るい話題は

2011年4月17日掲載

松本地方にもこの所、日中20℃以上に気温が上がり市内のあちこちに桜が咲き始めました。

今年は東日本の被災地に配慮して催しを止めたり、照明時間を短縮したりしている所もある様ですが、

やはり私達日本人は“さくら”に対する思いは格別なものがあります。

こんな時、私共の地域の電力会社は被害に遭わないので停電はありませんが、この機会に、水や電気を今迄の様な使い方をしない様、

生活を改めるべきかと思います。

しかし、花が咲いたのにお花見を控えていては、精神的にも良くありませんし、世の中のお金も廻らず、

その事が被災地の復興を遅らせるもととなります。

馬鹿騒ぎとか夜遅くまで飲み歩く事は慎みながら、大いに花見をいたしましょう。

    

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